グラビアアイドル、『ノタ』!!

ある日制作所の中でこんな話題がのぼりました。

『グアムとかバリとかに行ってグラビア写真撮ろう！』

照りつける太陽に白い砂浜、広がる海、青い空に浮かぶヤシの葉、無邪気にヤドカリとたわむれるノタ…、そんな南国でグラビア撮影しようというアイディアです。アイディアとしては楽しそうなんですが、とりあえず試し撮りして完成のクオリティを見極めた方がよさそうです。為替変動で日本からの海外旅行が安くなっているとはいえ、おバカな出費は抑えないと森が枯れてしまいます!!

そういう訳でノタの森唯一のカメラマンにお願いして、制作所の近所でちゃちゃっと撮影してみました。写真のうんちく的な事はどうでもよく、ぬいぐるみを使って動きがあり躍動感からくる魅力的な写真かどうかを一番大切にしています。それを自分たちでどれだけ形にできるのかを見極める試撮会です。

試し撮りとはいえ、何をするために今そこに居るのか？や、どういう気持ちなのか？など、大まかな設定をして撮影に望みました。

ポットに登ってお湯を飲むのかな？

体がやわらかいから小さい網目も通れます。ぁあっ、でも殻が…!!

撮影中にＣＧのように綺麗な毛並みのゴールデンレトリーバーが通りました。ノタに興味津々!!いつでも投げてくれ！と言わんばかりにピシッと背筋を伸ばしてまっすぐ見つめてお座りしました。飼い主さんが言うには、普段遊んでいる玩具にノタが似ていたんだそうです。しばらくして無理やりひっぱって連れて行かれました。撮影中の楽しいハプニング。本当に凄まじく綺麗なゴールデンレトリーバーでした。

桜はまだ４分咲きといったところ。天気が良く青空に飛行機雲が綺麗。特等席でお花見。

公園のベンチも気持ちいい。

撮影のためベンチをゆずってくれたご家族の皆様、本当にありがとうございました！

犬とおしゃべり。

クレイアニメっぽい雰囲気も出せるということがわかりました。とても良い質感です。

小川でちょっと一休み。

撮影／坂本 信行

愛機のLOMOを片手にカメラマン奮闘。何年もの間、中南米の貧民街で無法者たちと渡り合ってきた彼のしなやかでガッシリした体躯が写真撮影で活きてます。撮影は時に力と体力が必要だということがよく分かりました。

この直後、まさかカメラのレンズがぽとっと落ちる事故が起きようとは…。このレンズは磁石でくっつける仕様のため、砂地に落としたらそれはもう大変。案の定、砂鉄がびっしり…。

さて、簡単な試し撮りにもかかわらずカメラマンの腕の良さがあって予想以上に素晴らしい写真が撮れた事にスタッフ一同驚きました。グラビア写真集のアイディア、今後どうなるでしょうか？？